NOTE

ノート

2021/06/21

悩んでいるなら手を動かそう!

西井 出

西井 出

ディレクターの西井です。こんにちは。
新しく社会人になった人もそろそろ環境に慣れて、これからいよいよ業務に邁進というところで、まだまだコロナも収まり切らずモヤモヤする毎日ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか(長い)

私も若いパワーにあてられて、めっきり老け込んで…いられませんので、ここは先輩として、なにかアドバイスできることがないか考えてみました。

デザイン会社だけでなく一般企業の新入社員の皆さんも、それぞれの職場で企画やアイデアをたくさん出さないといけない場面がこれから増えてくると思います。そんな時はまずは手を動かして、言葉をアウトプットするトレーニングから始めてみませんか?最初は思いつきでいいのでどんどん書いてみる。するとそこからヒントが見えてくることがあります。でも、その書き出すアイデアって具体的にどうやって考えたらいいんだろう、自分ひとりで進める場合はどうすればいいんだろうという疑問を持つかもしれません。

頭の中には、これまでの人生で見たり聞いたり経験してきたことがたくさん記憶されています。しかしそれぞれの出来事や言葉、シーンをきっちりと整理して、思い通りの情報をいつでも引き出せるような人はなかなかいないと思います。アイデアを次々と出せる人は、そんな記憶の整理と引き出し方のコツを知ってる人とも言えます。一見無関係な点のアイデアをつなぐと、とてつもなく斬新なアイデアが出来上がることもあります。そんなアイデアを整理して開花させていくヒントをいくつか紹介しましょう。


▲付箋を使ったブレスト

ある日の社内のアイデア出し風景です。付箋に思いつく言葉を書いてグルーピングしていく。ある程度広い場所と付箋が必要ですが、複数人でブレストしながら同時にアイデア出しに取り組める方法の一つです。色の違う付箋であらかじめ言葉の方向性を決めておいたりしてもいいですね。付箋のメリットは貼り直してグルーピングが簡単にできたり、思いついたらすぐ増やしたり、取り外したりが簡単なことですね。


▲マインドマップとマンダラート

いずれもアイデア出しのフレームワークです。名称だけだと、スピリチュアルかはたまた仏教か?と思われそうですが、特に思想的なニュアンスはないので、まだここでページは閉じないでくださいね(笑)

自分の中の点で存在しているアイデアを線で結びつける作業に一定の仕組みを設けたガイドのような存在と言えばわかりやすいかなと思います。ちょうど頭の中で記憶のシナプスが繋がっているものをそのまま紙に書き出すイメージがマインドマップ、そうすることで自分の頭の中を整理して俯瞰で見ることができるわけです。
一方でマンダラートは3×3の9マスを使って、一つの言葉から8つの連想ワードを書き出します、書き出された8つのワードを真ん中に置いて、それぞれ再び連想ワードを書き出します。この繰り返し作業によって考え方を深めてく方法です。見た目が仏教の曼荼羅のように円環状に広がっていくことからそう呼ばれています。

上の図は私が試しにやってみたものです。なるべく当たり障りのない内容にしたつもりなんですがやや趣味寄りの言葉の偏りはご愛嬌(笑)
効果的な書き方や活用の仕方はインターネット上や書籍、専用のアプリなども出ているので、興味のある人はぜひ一度調べてみてください。最近では、プロ野球の大谷翔平選手が目標達成のために成すべきことをマンダラートで書き出して実践していたということが話題にもなっていました。


▲アイデアディベロップメント

最後にもう一つ、私が大学の基礎授業で学んだ方法です。例えばお題が「ギター」で出来上がったものが上の写真のような感じです。ギターの構成要素をプリミティブ(原始的)な形に一度分解し、全く無関係の要素からその形を見つけ出し、ギターとして再構成していきます。凝り固まった考え方を柔軟にする基礎トレーニングですね。当時は早く実践的なデザインやりたいのに、面白くない授業だなぁとか思ってたような記憶がなんとなくあります(笑)しかし、デザインは決して絵をただ描けばいいわけではなく、本質を捉えて対象となる人により伝わるように表現をし直すことでもあります。これはまさにその本質を捉える観察眼を養う基礎トレーニングの一つです。

写真は恥ずかしながら、20年以上前のわたしの課題の記録です…拙い上に当時自宅でフィルムで撮った写真がイマイチすぎて泣けてきます。

今はネットで検索すれば無数の写真が出てるくのでコラージュする素材には困りませんが、当時はまだネットに今のようにいろんな画像も溢れてはいなかった時代です。雑誌を買い漁ったり、お店に通ったり、不用品や割れた陶器を集めたり、アナログな方法で収集した素材を組み合わせて作っていました。案外こういった地道な作業をやってきたことがこれまでのデザインの礎になってるのかなとも思っています。観察眼を養うところから、分解した構成要素を探し出す研究とリサーチまでデザインのプロセスを知らず知らず実践していたわけです。

「同じ作業の繰り返しで退屈だな」とか「新しいアイデアがほしい」と思ったら、業種、職種に関わらず、このようなアイデアを生み出す仕組みに取り組んでみてください。PC(ネット)で調べるだけでは、自分の頭の中のイメージはなかなか発展しないし、うまく整理もできなかったりします。思い立ったら手を動かして紙にアウトプットしてみましょう。

グリーディジムでは、様々な特技を持つスタッフが日々さまざまな方法でアイデアを考え、その中から吟味したアイデアをご提案しています!
まずはアイデア出しからのご相談でも大丈夫です。皆様からのご連絡お待ちしております!

ただいま当社では2022年度新卒採用を実施中しています。
私達と一緒にアイデア出しから参加してみたい方、ぜひご応募お待ちしております。
応募の締め切りは、6月30日まで。詳しくは下記バナーよりどうぞ!

この記事の執筆者について

西井 出

西井 出

ディレクター / コピーライター 三重県鳥羽市生まれ。妻と息子、娘の4人ぐらし。高校時代に美術研究所に通ったことがきっかけで金沢美大へ。大学では主に空間デザインを学ぶ。印刷会社、デザイン事務所を経て、グリーディジムへ。デザインは設計が大事の考えの元、ウンチクをたれる物好きが高じて、コンセプトやコピーを担当することもしばしば。万人よりも誰かに長く愛されるデザインがモットー。毎朝ハンドドリップでコーヒーを淹れるコーヒー党でもあり、趣味は2001年から乗り続けている愛車AZ-1。